2002/06後半 |
打切 (06.29 18:51) 芸術のレポートを書くため、写真展に行ってきました。8人の写真家の作品が展示していて、その一人の野口里佳という写真家がそこで講演を行っていたのでついでに聴いてきました。講演の感想はといえば、芸術家と言うのも、やっぱり普通の人間と変わらないというか。あたりまえなんだけど。感ずること、思うことを自分なりの方法で素直に表現しているだけなんだと感じた。むしろ、芸術なんてわかんないよ、とあきらめていたり、逆に常にぴりぴりして自分の感受性が強いんだってことを周りにアピールしているような人のほうがよっぽど素直じゃないという感じがします。要するに、"Don't think,feel!"ってことなんだと思います。(追記:素直じゃない芸術もあると思います。) 展示のほうも8人8様という感じで、面白いものでした。安いし、行ってよかったってかんじです。さて、レポートはどうしようか・・。ちなみに、これ。 それと。 突然ですが、ここ、更新止めようと思います。 閉鎖っていう言い方するとかなりネガティヴな感じがするんですけど、別になにがあったわけではなく、とりあえず一旦辞めようかな、と。 まあ、かなり思いつきの行動なんで、気が向いたらまた再開するかもしれないですけど。 というわけで、短い間でしたが、今までありがとうございました。 m(_ _)m |
廻遊 (06.28 00:42) 腐ってゆくのは停滞しているからで、それは周囲の状況のせいなどではなく、本人のモチベーションの問題であるので、生きている限り決して止まることを許してはいけないのだろう。 なんだかたくさん人と話をした一日だった。 |
雨音 (06.25 03:25) 上品な音楽を大音量で垂れ流すことほど下品なことはない。おばさんの香水みたいなものだ。と思った。 あー、眠れねえ。 |
爽快 (06.24 01:15) 気分が煮詰まったり、すっきりしなかったり、嫌なことがあったりしたときの気分転換の仕方はいろいろあると思いますが、髪を切って気分転換をしようとしたことがある人は多いと思います。確かに鬱憤解消にはいい手段だと思います。でも、もし髪を切ったばかりの時やお金に余裕の無い時そんな気分になったら、同じ手は使えません。 そんな時は、鼻毛をザクザク切ると良いです。空気の通りもよくなり、一石二鳥ですよ。 血が出たり風邪をひきやすくなる危険性はありますが。 |
偏見 (06.22 18:26) 99円ショップの前に座ってたむろする少年たち。 どことなく安っぽい。 『族長の秋』/ ガルシア=マルケス (小説) カリブ海のとある小国を統治する大統領の日常が独特の文体、リズム、世界観で描かれる。百歳とも二百歳とも言われる大統領の数々の悪行、奇行、乱行のエピソードを通じて見えてくるのは彼の置かれた立場ゆえの激しい孤独か、政府高官の策謀か、独裁者に対する民衆の憎悪か。 300ページを超える分量の中で段落が6つしかないという字で埋め尽くされた紙面、その中で行われる脈絡の無い語り手や場面や時代の切り替え、更には意味のわからない形容表現の多用のせいで著しく読みづらくなっているのだけど、次を読む意欲が失せないのは文章の持つ力ゆえかと思った。それどころか、読みづらいのを無視して適当に読み進めていくうち、不思議とこの特異な文体が快く思えるようになっていった。一見意味のわからない文でも、そこに並んでいる単語を眺めているとなんらかの情景やら匂いやらがおぼろげながら感じられるようになるのである。これらの表現と、象徴的な情景描写の執拗な反復、更にはそれらを内包した流れの圧倒的な水量とあいまって文章自体が一つのうねりを形成していて、それが心地よいと思った。 ちなみにガルシア=マルケスはノーベル文学賞を受賞したラテンアメリカの作家です。 |
惰眠 (06.21 20:28) 夜型だった生活が、ここ二日程で昼型に治ったと思うのも束の間、再び寝坊してしまった。簡単には治らないもんですね。 それにしても、目覚ましをかけた時間の七時間後に目覚めるってどういうことだ。 『オルガニスト』/ 山之口 洋 (小説) 凡人は才能のある人にあこがれ、才能のある人は天才にあこがれ、天才は神にあこがれる。その為に人は努力し、上を目指す。その執着は時に人を神にもするが、時に神に似た姿をした堕天使、即ち悪魔にも人を変えてしまう。いずれの道を選ぶとしても、それが正しい道か否かは本人にもわかりはしない。 純文学かと思って読み進めていたらパラサイトイヴだった、と思っていたらロボコップだった、と思っていたらA.Iだった、みたいな本だった。A.Iよく知らないけど。 色々とつっこみどころが満載な感じの話ではあるけども、それを抜きにすれば、音楽に魅せられ、とり憑かれた天才の執着というものがよく描かれていると思った。あと、音符で会話する二人の音楽家という図がなかなか感慨深くてよかった。 ちなみに、オルガニストとはオルガン奏者のことです。オルガンとピアノって全然違うんだなぁ。 |
孤独 (06.20 00:22) 同窓会が開かれる夢を見ました。 僕にだけ声がかかりませんでした。 |
敗退 (06.18 22:12) いやー、日本残念でしたね。審判がダルシムに似てるのがよくなかったんだな、きっと。 韓国応援しよっと。 『Ziggy Stardust』/ David Bowie (音楽) 意味を成さない英語の書かれたトレーナーだとか、ファスナーのついた紐靴だとか、プラスチック製の剣だとか、そういった質の悪いニセモノが幼少の僕の周りには数多くあった。僕はそんなものが嫌いで、見栄えが悪くとも、地味であろうとも、とにかく「本物」が欲しかった。まあ、子供が実際にそんなものを手にする機会というのは滅多にないことだったのだけれど。 そういったニセモノの類は、歳を重ねていく上でも常に回りにあった。そういうものだ。こと、音楽に関しても例外ではなく、質の悪いニセモノはあちこちにあるし、それもそういうものだ。そんな中に紛れた本物を見つけるのが、音楽を聴く楽しみの一つだ。否、音楽に限らず、圧倒的多数のニセモノの中から数少ない本物を見つけるのは僕の人生の楽しみでもある。 このデビッドボウイのアルバムは、僕がここ数年で聴いたあらゆるアルバムの中でも屈指の名盤だ(元々知ってる人からしてみれば何を今更、というかもしれないですけど)。しかしながら、ここで「これは超名盤だ!」と大きな声で言う気にもさせられない。それはこの作品が決して派手なものではなく、強い主張を全面に押し出してこちらに訴えてくるようなものとは違うからかもしれない。このアルバムの曲は知らぬ間にこちらの身体に入り込み、気がついた時には既に身体に染み込んでいる、強い浸透力を持っている。光で言えば青紫色の光だ。光自体は強いものではなくとも、光自体が持つ力は強く、あらゆるものに突き刺さり、金属の表面からはたくさんの電子を飛び出させる。 近年の街は色鮮やかなネオンで溢れているが、突き刺さるような光といえば太古から存在している太陽だけである。1メートルおきに天井からぶら下がる蛍光灯の煌々とした光のせいで見失いがちだけれども、人間にはどうしたって太陽が必要だ。明るい光と、強い光は似ているようでいて決定的に違うのだから。そして、僕はこのアルバムに強い光を見た。 このアルバムは本物だ。 |
改善 (06.18 03:55) リニューアル。といってもトップ以外はいじってないので、全体としてはかなり統一感が失われています。リンクページとかは面倒いんで、そのうち直しますです。 あと、文字の大きさ小さくしました。読みにくいって人はいないですよねぇ?? lost generationっていう歌が深夜、やたら流れる。以前どこかのラジオをたまたま聞いていたとき、彼女ら三人が出演していて、番組自体も正にこの企画の番組であったと思うけど、ラジオドラマとか詩の朗読とかやってた気がする。僕が聞いていた時がちょうどそこでこの歌が発表された時で、プロが作った42曲の中から選ばれた一曲とからしかった。聴いたメンバーが「すごい・・」とか感動してたのを覚えてる。 この企画にはなんらかのコンセプトがあるらしく、「人々の間に空いた穴を言葉で埋めよう」といったようなものであったと思う。まあここには普通に共感できないんだけど。それで、あらかじめ用意した詩にたくさんの音楽家に曲を付けてもらったということ。かな? その歌がやたらと流れている。CDTVのオープニングとかにもなってた気がする。さっき観た番組では、「この歌に合うPVは?」みたいな感じで、同じ曲にPVを付け替えて何べんも繰り返し流してた。すっごい宣伝の仕方。こんだけ金をかけてやって、売れないほうがおかしい。 しかしながら、これを歌ってるのが誰か、全然、わからない。顔は出てるし、名前も出てるけど、どこの馬の骨かわからない奴が歌ってるって感じしかしない。そして、この企画の目指すところが、全く、わからない。ただ、とりあえず「私たちは壮大なことをやっているんです」という姿勢だけは伝わってくる。しかしそれがただのハッタリなのかどうか。 見方を変えれば、これが例えば現在無名なクリエイターだとかが日のあたるところで活躍できる機会になるかもしれないとか、そういう意図もあるのかもしれない。そういう目で見れば少しは面白い企画かもしれないけど。まあ、僕とは全く関係ない話だ。 ともあれ、曲自体は結構好きです。作曲いずみかわそらだったかな。ていうか、何度も聞いたせいか曲を覚えてしまっている・・。これは策略にはまっていると考えていいのかなあ? |