2002 / 12
12/30

 NTTデータのCMで「ANSER」って単語を見かけたのだけど「ANSWER」の間違いか?まさかな。

 JDLのCMで「♪そしてまた陽は 西から 昇る〜」という歌が流れていて、でも歌は真面目に歌ってらっしゃるようなんでそういうネタなのか?と勘ぐってみたもののCMもなんだか誠実そうな雰囲気で、なんなんでしょうかあれは。だってバカボンじゃないか。

 昨日M1観てる時繰り返し流れてたオートバックスのCMがセクシーで、いやセクシーじゃないんだけど、というかあーいう「やらされ」感いっぱいの演技を観てどんな人が喜ぶんだろうか。いや、何が言いたいのかというとあれをビデオに撮ってた男子中学生は冒頭部分を巻き戻しスロー再生とかしちゃうんでしょうかねってことで。


 どうでもいい上にCMの話題ばかりですが、要は風邪ひいて暇なのです。なんというか、ここまで年末感の無い年末も初めてだ。


12/28 (2)

 頬が火照って頭がぼーっとするなあ、と思って熱を測ったら35度5分でした。なんなんだ。

 そういえば、1月終わり辺りにAUDIOSLAVEとZWANが来日公演するみたいっすねー。クリスコーネル&トムモレロにビリーコーガンかあ、どっちか観たいなあ。もし余裕があれば。もし余裕が、あれば。


12/28

 6〜7時間の睡眠をとった後午前7〜8時に起床、というすこぶる健康的な生活を三日間ほど続けた末ついに耐え切れなくなり、15時間睡眠をとった挙句風邪をひくという僕の身体はなんとも健全に出来ているものだと思った。

 そんなわけで今忘年会のお誘いが来ても行けません。嗚呼。


12/25

  • nothingをノッシングと読んでる英語教師がいてそりゃナッシングだろと思った。

  • 佐川急便の人が荷物を持って階段を駆け上がって行ってたのを見てCMは嘘じゃなかったんだと思った。でもあれマニュアルとかあるんだろうか。

  • RIPSLYMEのシングルとAUDIOSLAVEのアルバムはジャケットが似ている、と周囲の人に力説していたものの改めてみるとそうでもないかと思った。でもやっぱちょっと似てる。

  • 「笑うとき目が笑っていない」というようなことを言われたことがあるのが気になっていたので「そうなのかなあ?」と聞くと、彼女は「もう慣れた」と答えた。

  • 王貞治さんの家の墓には当然のように「王家」と書いてあって、おお、と思ったけど大きさは普通のお墓と一緒だった。


     最初と最後は駄洒落です。


    12/23 夜

     「PIZZA OF DEATH」やら「Hawaiian6」などと書かれたTシャツを着た人々の中でただ一人マリナーズのボーダーTシャツを着ていることに自分自身激しい違和感を感じながら、しかし同時にこれでよいのだとも自分に言いきかせる。無理に迎合し適応した振りなどする必要はないのだ。俺はパンクスではないのだから。
     だがもう一方からはまた別の声が聞こえてくる。

     「郷に入らば郷に従え」

     いや、と僕は心の中で再びかぶりを振る。ライブ観るのに服装など関係あるか――


     とかなんとか一人で勝手に盛り上がっていたら普通にライブは始まりましたとさ。

     以下、各バンドの雑感でーす。

    RAZORS EDGE
     ずっとスタスタ・・てやってた。速くてメロディがなかった。

    MOGA THE \5
     普通だったような。演奏もあまりうまくなかったような。

    TOAST
     地味なHASKING BEE みたいだった。ベーシストが地味に良かった。ていうか一言くらいMCがあっても・・

     ここまで観て、やはり音にしろ演奏にしろ「鋭い」音楽が俺は好きなんだろうなあと思ったりした。パンク(と、現在呼ばれているような人々)の音楽って大体ギターの音が厚みを出すために高圧的な音になってるのが普通で、逆に言えばごつい割りに鋭さの無い音だと思うんですよ。平たく言えば生っぽくなくて。ジャンル分けとか嫌いなんだけど、でも同じように速くて激しい曲やっててもあるものはパンク、あるものはメタル、またあるものは・・みたいに区別されちゃうのはやっぱ音作りによるところが大きいのかもしんない、とか思った。

     この辺りは客も静かでした。

    NAHT
     ようやく当たりが出た、と思ったバンド。例えば4+2+4で10拍子の曲とかやってて一見のりづらいんだけど、曲は個性があってかっこいいし演奏もうまかったです。そして何より、ステージ中央、ツインギターのごつい弦楽器隊に囲まれて、黒タンクトップにシュプリームのキャップをかぶったロン毛のお姉さんがウ゛ァイオリンを弾いていたのですよ。いやーかっけえ。

    Hawaiian6
     意外におっさんだった。CDはメロディ聴きやすくていいなあと思っていたのですが、ライブは割りと普通だったかなー。客のノリは凄かったですが。

     と、ここで急遽飛び入りのバンドが。

    BBQ CHICKENS
     いやー、本当に出るとは。しかも出るとしたらトリの後かと思っていたのにトリ前とは。「ちょっとだけやらして下さい!」と言ってPIZZA OF DEATHのテーマに始まり、「もう一曲やっていいすか!」というのを何回か繰り返し、4、5曲やって終了した。新アルバムの二曲目とかBIG MAC とかハミングだけの2秒位で終る曲とかやってたかな。
     いかにメロコア?が流行ろうが、このバンド(と、ハイスタ)はやっぱ違うよなあ、と思わざるを得なかった、気がした。

    WATER CLOSET
     至って普通のバンド。ギターの女の子が歌ってたり。
     トリのバンドということでアンコールで再登場したのだけど、誰もがハイスタの登場を期待してた気がするのは否めないような・・。


     終わったら夜11時半でした。長い!


    12/23

     天皇陛下、誕生日おめでとうございます!

     日本国民は天皇陛下の誕生日を祝日にしてしまうほど陛下を敬愛しているというところから見ても、明らかに日本国内では「 キリスト < 天皇 」という図式が成り立っているわけだと思うんですが、そのくせ冒頭のような台詞を口走っただけで右だなんだとまるで触ってはいけないものに触れてしまったかのような対応をされるのがオチで、しかもそんな対応をする人に限ってキリストの誕生日前夜を聖夜だなんだと騒ぎ立てるわけで、その上その人はキリスト教ですらない。

     おおむね僕のことですが。

     言っておきますが僕は右でも左でもないですよ。ワウペダルを踏むのは右足派ですが(ああ、意味わかんない)。つってもその種のことを真剣に考えたことがあまりないというのもあるかもしんないんですがね。
     そうそう、いつも疑問なのは、「日本国民は全て法の下に平等である」という基本精神があるにも関わらず、皇族の方々に対しては皆、常に敬語じゃないかと。「様」付けで呼んでるし、住む家から何から別扱いだし。天皇陛下は「象徴」だから「日本国民」ではない、ということ?

     思想的なことをこーいう場で書くのはキケンな気がしないでもないんですが、別に上に書いたようなことに文句があるとかでは決してなく。いい歳しておきながら不勉強というか、その辺りの事情がわかってないのが実際なので、単純に疑問なんですよ。誰か詳しい方がいたら、教えてください。


    12/19

     03のライブ観てきた。前半は、ベースのT.Mの歯が滅茶苦茶白いな、くらいの感じで観てたけど途中のベースソロ&ドラムソロでやりたい放題始めたところから面白くなった。T.Mはチョッパー型ビリーシーンみたいだと思った。

     ヴォーカルの古市はライブ慣れしてないのかなんなのか、もう少しMCをどうにかした方がいい気がした。
     ギターの秋山は、オフィシャルページによるとVOXのアンプにRAT(何故か4台くらい持っているらしい)、ギターはサイクロンという意外にもアナログなセッティングをしているらしい。のだけど、ライブではあんま音聴こえなかったなー。見た目といい弾きかたといい80年代の香りがした。プリプリとか。ギターはSGを使ってたか。

     リズム隊はやっぱ上手かったー。これで曲というかメロディがもっとなんとかなればいいのに。途中そうるがMCで
     「あのねぇ、自分が世界で一番尊敬するべーシストとバンドを組めるっていうのは、これほど幸せなことはないやね。今まで一生懸命練習してきて良かった!」
     みたいなことを言ってて、あーやはりこの人は好きでこのバンドをやっているのだなと思った。悪い言い方をすれば03はそうる透の道楽バンドじゃねーかとも思ったけど、演奏しているそうる透やT.M.Stevensの本当に楽しそうな様子を見ると、やっぱバンドはそーいうのも大事だよなァと思ったりした。


     だから、というかなんというか、帰りの電車内で
     「俺はギターの楽しさに気付くのに二年かかったけどねー」
     と偉そうに喋っている人を見かけ、じゃああなたは何故二年も続けたんですか、と言いたい気持ちにかられた。


      12/17 深夜

     「Π(パイ)」観た。ヘンな映画だ。数字にとりつかれた天才を、白黒の映像で描く。
     幻覚的な映像、反復、暗示。黄金率の話とか数学的な、哲学的なエピソードが交錯し、そんな天才につきまとうのは欲にまみれた俗世の人間共である。
     ある意味Radiohead 系というか、針の振り切れた映画だと思った。


    12/17

     僕は実家通いで兄も同じくなので、洗濯物が入り混じることが多々ある。

    兄「黒とか灰色の靴下が全然ないんだけど。」
    母「あんたのとこにないの?」」
    僕「あ、そういえば最近新しい靴下が増えたような・・」

     僕のタンスの中から六足の靴下が消えた。

    僕「(現在履いている靴下を指差し)これも?」
    兄「ああ、それも。」

     明日から何を履けばいいんだー。


      12/15

     昼ごろ某T先輩からお呼びがかかり、久しぶりに御茶ノ水で楽器屋めぐりをした。しかし楽器の試奏はいつになっても慣れないもので。いや、普段からすることはするのだけどあの言いようの無い緊張と居たたまれない感情は一体何なんだろうかと。慣れない。
     とある楽器屋で今は亡き思い出の相棒にそっくりな、白いギターのボデー(のみ)を発見。2500円だった。

     途中寄ったCD屋でThe Dillinger Escape Plan の「Under The Running Board」の中古を発見したので買ってみた。比較的前の作品らしく、最近のに比べると割りと普通かなー、と思った。まあ、相変わらず暴虐なんだけど。カオティックなんだけど。

     やっぱお茶の水は、中古楽器とCD探すにはいい街だな〜。


     CDといえば、先日Luminous Orange の「luminousorangesuperplastic」買った。インディー盤だからか音がしょぼい感じだったけど、曲は割りと良かった。オシャレなところとヒネタところが混じってる感じか。最近出た新譜はナンバガのリズム隊が参加してるみたいで、そっちも聴きたいなあ。


    12/12

     サイドミラーでなくバックミラーのついた車を久々に見たら、人ごみの中で猫耳を見たような違和感を感じた。

     猫耳?


    12/11

     「CUBE」観た。強烈な映画だったなあ。同時収録の短編「ELEVATED」もそうだけど、シンプルな設定で人間心理の深層をえぐりだしているのが見事で、センスってのはこういうのをいうんだなと思いましたよ。立方体の部屋に突如として放り込まれた人々が意味のわからないままに謎を明かそうとするあたり漫画のガンツみたいな気がしたのですが、ひょっとしたらこの映画の影響を受けてるのかもしんないですね。随所に登場する数学的な要素もまた、作品の魅力を倍化していたような。
     芸術の映像作品ってのは少ししか観たことないけど、話の意味がわからない(というか、ない)反面、映像はそれなりに面白かったりするもので。僕はそういったものと映画は別物だと考えているんですけど、「CUBE」や「ELEVATED」はそういうものに近い雰囲気も感じさせつつ話自体が面白くて、画面に引き付けられた。
     ていうか、どこかアナログな感じがするから70年代辺りの映画化かと思ってたら1998年公開でびっくりしました。


    12/9 朝

     あの人の吐く白い息はなかなか溶けないな、と思ったら煙草の煙だった。


    12/8

     馬鹿みたく寒い・・。

     朝から起きて録画しといた「GO 」観た。なかなか面白かった。カタイ雰囲気になりそうな題材にもかかわらず、コミカルな描写を使ってそうはみせないのがまた良かった、ような。最近はどうか知らないですけど窪塚はいいっすねー。IWGPといい。カードのCM は微妙だったけど。

     その後は部屋の掃除した。軽く物の配置とか変えたら余計やりづらくなったような気がした。まあいいや、と思ってHP のレイアウトも変えようかなーと思ったものの全くイメージが浮かばず結局変えず。
     なんとなくうまくいかないときは何をやってもなんとなくうまくいかないものだ。


     そういえばこのページ、一応アクセス解析なんぞのっけてるんですけど、goo で「卑猥」で検索すると326 番目にこのページが出てくるみたいです。(要するにそっから飛んできてる人がいた)
     そんだけ。


    12/5

     あー、遊んだ。


     「害虫」観た。なんだこりゃ。なんだこの結末は。この投げっぱなし具合はエヴァンゲリオンにも通ずるものがある。
     話の流れ的には緩やかな放物線を描いて破滅へ向かってスーッと落ちていくような感じで、一体次はどこまで落ちるのだろう、というところで唐突に話が終わる。
     主人公を取り巻く環境は決して良いとは言えないものの、しかし救いもある。学校へ行っていない時もいじめられている時も助けてくれる友人がいるし、深く理解しあっている男もいる。
     それなのになぜこんな結末になってしまったのだろうと考えてみると、これがまたはっきり答えが出ない。主人公は破滅願望がある、とか現実に対してリアリティを感じていない、とか言ってみたところでそんな人はそれこそたくさんいるわけで、しかも主人公の性格は全く笑わない程暗いということでもない。じゃあ家庭環境か、と言ってみれば確かにそれも大きい気もするけどそれだけで火炎瓶作って自分の家燃やしたりはしないだろうし、やっぱり現実にありそうでなさそうないくつかの設定のせいかと考えればそれもやはり作用しているのだろうし、つまりはこれら全部が交じり合ってああいう話になったのだろうとかなんともありきたりな結論が出てきたんですが。

     この結論ですっきりしないのはなぜかと言えば、これらの設定が現実にも起こりえる気がしてしまうことで、いや、実際はありえないってのはまあわかるんだけど、ひょっとしたらどこかにこういう子がいてもおかしくない、とか思えてしまうことで。今の子は一歩間違えばこういう道をたどることもあり得るよ、として示された道を主人公の少女はスタスタと歩いていた気がする。

     映像的には大変綺麗で、例えば「リリィ・シュシュのすべて」のそれが映像的な美だとすればこの作品のそれは写真的な美だと思いました。僕はといえば断然こっちの方が好みで、なんかPC でプリントアウトして壁に飾りたいくらいでした。
     BGM ではナンバガの「I don't know」が使われてて、この曲のPV の完全版という見方をしても面白い。まあ、逆なんだけど。


    12/4

     「リリィ・シュシュのすべて」観た。原風景的な映像をバックに流れるドビュッシーのアラベスク、夏の淡い光の中音楽室に流れるピアノの音、人気の無い電車、田園のあぜ道を歩く制服姿の少女と私服の少年、空で弧を描くカイト。美しい映像とは裏腹に薄い絶望の漂う物語で、ある種閉鎖された世界の中ではそれ自体気付かない人間もいるにせよ、いじめをする人間にもされる人間にも行き場の無い虚無感が漂ってるように見えた。

     えーと。こういう映画はリアリティが大事だと(勝手に)思っているんですけど、この映画はPVかと思うほど映像が綺麗な反面、話に突き刺さるようなリアリティが足りないと思いました。制服、中学生、いじめ、夏、血、無人駅と記号としては大変魅力的な要素に溢れている気はするのですが、それを十分に生かしきれてない気がしました。多分それはひどく言えば学芸会のような演技のせいであったり、起こる事件が全て定番の一言で片付けられてしまうようなものだったりするせいかもしれませんが、少なくとも最初の一時間くらいはなんだか退屈でした。


    12/2

     昨夜、寝る時に明かりを消そうと蛍光灯の紐をひっぱると紐がぶちっと切れた。切れた紐は手を離れ、先についたプラスチックの玉を頭として竜のように宙を舞い、フローリングの床に着地するとバウンドもせずそのまま転がった。

     こんなとき、つい切れた紐の代わりに別のものを付けたくなるのが人情である。が、あいにく適当な代用品がうまく見つからなかった。かろうじて見つかった代わりになりそうなものといえば押入れにあった鉄の鎖と床に転がっていたジャックのいかれたシールド(ケーブルのようなもの)くらいだった。

     シールドはなんというか試してみるまでも、蛍光灯とのつなぎ方が思いつかない。専用の穴でもあれば別だがそんなものは空いてないし、長さが長すぎる上に太さも太すぎる。手触りはまあまあだったけど、却下。
     鎖のほうはちゃんとわっかがついてたからうまくすればくっつけられそうだ。けど鎖の表面に浮いたサビが気になる。重さゆえ安定感はありそうだが、寝たり起きたりする度手にサビがつくのはなんとも不健康な印象が否めない。また、普通に蛍光灯の下を通るのにも気をつけねばならないのは困り者だろう。ということで却下。

     うーん、どうしよう・・。


     切れた紐を結んで直しました。


    12/1

     耳掃除しようとしたら耳掻きが耳内部のヘンなツボを刺激してしまったらしく、不快な咳が止まらなくなった。これだから耳掃除というやつは・・。

     兄の部屋でビデオを観ようと思ってテレビつけたら教育テレビでやってたピアノの演奏に見入ってしまった。ショパンの「24の前奏曲」とドビュッシーの「前奏曲集第2巻」をやってて、曲もさることながら演奏も繊細かつダイナミック(なんてありきたりな表現なんだ)で素晴らしくて、ここまでやれば音楽が芸術だと言うのもうなずけるよなあ、とか思った。
     ステージの上にまで観客席があって、その中心にはグランドピアノ一台と椅子と演奏している人がいるのみでそれ以外の余計なものは一切無くて、譜面すら無かった。座ってる姿も手以外は上半身が少し揺れる程度で静かに演奏してたのでこれ以上無いまでに洗練されてる感じがした。コンサートの理想系とでもいうかな。
     ちなみに新聞によれば「現代最高のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ」だそうで、なるほどなあと思った。

     そんな演奏であったのですが途中で飽きてしまい(おいおい)当初の予定通りビデオを観ることにしました。今日ケーブルTVでやってたコーネリアスのワールドツアーライブ。
     すーげー良かった。
     なんか僕はいつも「すげー」とか「良かった」とか「かっこいい」とか書いている気がするのですが、このライブは本当素晴らしいと思いました。演奏中ステージ後ろのスクリーンに終始映像が流れていて、それがメンバーの動きや曲とリンクして変化してて、なんだか芸術のインスタレーションのような陶酔感(つってもビデオなんでアレですが)。割と打ち込みとかが多いデジタルなイメージがあったのですが、きちんとメンバー4人で音を構成して、プラスサンプリング、みたいな感じだった。ヘンな音も生演奏で鳴らしてたし。っつーかドラムうめー!と思ったらなんだかスティックの握りに見覚えが。そういえば・・金髪になっててわかりづらかったけど、smorgas のあらきゆうこだった。
     ドラムに限らず全員がいい音出してて、アナログなグルーヴがあった。小山田圭吾も普通にギターうまいし。生音っぽいと思わせつつデジタル技術に頼っているバンドが多い昨今、この演奏にはしびれた。
     そして、こうしてライブ映像で観てみるとなにより曲の良さ、面白さ、遊び心が改めて感じられて、ああ、かっこいいなあーと思うのでありました。





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