2003 / 11 〜 12

■ 0:19 2003/12/16

 当然のように物販などはなく、ビールを飲んで中で待つ。ローディが適当にラモーンズなどを弾き語った後(前も見た気がする光景だった)、以前と同じテレヴィジョンのマーキームーンが流れ始める。
 ダブルテレキャスター、ツワモノ揃いのバンドの演奏はリズムの切れといい集中力といい目が離せない。斬新かつ懐かしい空気、以前に増して複雑さとグルーヴを増したリズム。メロディの代わりに奏でられる、引き攣ったような不協和音。
 中盤で昔の曲を立て続けに連発。どんなアレンジにしようと常に直線的なイメージがあったそれは、メンバーが変わって明らかに曲線的になった。SASU-YOU、ABSTRUCT TRUTH、性的少女。二度と生演奏で聴けることは無いと思ってたので、かなりドキドキした。やってる人が半分変わっても、あのドラムにあの曲、かっこいいもんはかっこいい。
 六階の少女、という曲からまたZAZEN BOYSオリジナルの曲に戻る。Delayed Brainなど昔の曲をアレンジし直したものもまじえつつ。♪野に咲く薔薇のように 美しくなりたい〜(?)みたいな感じの、ブルーハーツ?!という歌詞の曲の途中、向井のギターだけ残し、楽器を置き、席を立つメンバー。前に出てきたかと思いきや、向井の後ろで三人が踊り始めた!!手拍子なんかしながら。そして一人ずつマイクで唄い始めた!!!皆なんか上手い?のかなんかしらないけど、町田のヤンキー(ベースの日向ね)がやたら上手く、ケミストリーだった。素人も何人か参加。唄いたかったなぁ。
 アンコール一発目が、sentimental girl's violent jokeで、イントロの時のカシオマン(ギターの吉兼ね)の表情を見て、この人この曲をやるって知らされてなかったのかな、弾けないのじゃないかしら、なんて心配したけどちゃんと弾いてた。この人はちゃんと弾くところと完全に適当に弾くところを心得てて、好きな演奏だと思う。ちょっとフレーズの個性とかわかりづらいけど、逆に言えば何でも出来る人なんだろうと思う。
 無戒の時もやってた、♪冷凍都市の暮らし あいつ姿 くらまし〜 という曲で、フロント三人が歌う。町田のヤンキー(ベースの日向ね)の演奏は音といい、見た目といい、かなりかっこいいと思う。そしてドラムは相変わらず気持ちいい。髪型的にジャニーズ(堂本光一?)のようになってた。Tシャツはyesだったけど。
 ザゼンの第一印象@新宿リキッドルームとしては、どうしてもナンバーガールとの比較になってしまうけれど、より曲線的になり、より起伏が激しくなり、よりリズムが強くなった。言葉はより直接的になり、かつてのどこまで本気なのだ、という雰囲気がより極端になり、結果曖昧なポップさはなくなり、より確信的なものになったと思う。まあこれ以上はアルバム(1月10日に出るとの事)を聴いてみないとわからないな。
 しかし向井、ナンバーガール解散時の台詞、これから先、叫ぶように歌う事は二度と無いでしょうね。見たところめちゃめちゃ叫ぶように歌ってたけどな。


■ 22:48 2003/11/12

  • 一曲目がFIGHT FIRE WITH FIRE
  • 最後の曲がDAMAGE INC.
  • ロブの髪の毛がヘリのローターのようにぐるぐる回ってた

  • CREEPING DEATH(2)
  • MASTER OF PUPPETS(1)
  • DAMAGE INC.(1)
    ※ ()内の数字はラーズが止まりそうになった、もしくは演奏が止まりそうになった回数

  • 音が軽い、というか小さい(後ろの方でみたせいかも)
  • ロブの音が聴こえない
  • 首がもげるまでヘドバンするぜ、みたいな客があまりいなかった
  • カークのギターがジェイムズよりでかかった気がする


    上に行くほど良かった点、とかなんとか。

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